講習会などにも積極的に参加しよう

地域によって、毎年著名な指揮者などの先生方を呼んで講習会をするというところもあります。各団体が一定の時間ずつレッスンを受けて、日を改めて特定の曲のレッスンを全体で行うというパターンもあります。

吸収しよう!

講習会の情報などをキャッチして、可能な限り極力参加するようにしましょう。そうして様々なことをそのレッスンで吸収できれば団体や自分のためになるのです。「このようにすればいいのか」など、新たな発見もできるかもしれません。上手に歌うコツなどを教えてくれるかもしれないですので、指導者のアドバイスは、筆記具で楽譜に記入するといいでしょう。可能ならば、レコーダーに録音するのも手ですね。

自分達の団体の番ではなくても、他団体の練習も見学することもとても有益ではないでしょうか。自分達の歌う曲ではなくても、レッスンを客観的に聞くことによって、得られることもありますし、勉強になります。こうして積極的に学ぶことは重要だと考えます。団体として、演奏会やコンクール前に講師の先生を招いて指導していただく機会もあるかもしれません。そういう時も予定を空け、参加するようにしましょう。よりよい状態でステージに臨むためにも、大事な時間です。

今までとは違った曲の解釈だとか、新たな発見、表現の仕方なども学べるかと思います。普段の練習ならばいつもの恰好でも良いのですが、このようなレッスンの時には、一般の団の場合ですと、服装にも気を付けましょう。ジーンズなどカジュアルなものは良くないと、私は知人から教わりました(ジーンズを否定するものではありません)。指導してくれる先生にも失礼にあたります。普段よりおしゃれな服装で受けるのが基本です。

練習には参加して

一般の団だと特に、練習に参加するのも困難な場合もありますね。合唱が好きで入っているのですが、社会人になったりすると、仕事で遅くなったり、家の事をしなくてはいけなかったりで、色々と忙しいでしょう。しかし、団員であるという自覚をし、日頃の練習に参加するようにしましょう。いつも来ている人は曲も覚えていきますし、それだけ声も揃ってきます。しかし、普段来ていない人が加わると、音がバラバラになってしまうことも往々にしてあることです。

声が揃わないということは、合唱にとっては致命的なのです。演奏会やコンクール等の本番のみ人が揃うということも、実際にはあるものです。しかし、それでは良い音楽は作れません。いつもいない一人が加わるだけで変わることだってあります。大事な大会が控えていたとしても、「声を揃えたいのにな」と練習にも支障が出ないとも限りません。仲間同士の意思の統一なども計れないですし、いつも来る人と来ない人がいては、「心を一つに」とはいかないと思うのです。

各々の事情はあるでしょうが、練習しなければ何だって上達できませんし、せめてイベント前などは揃って練習するべきです。声が揃ってこその合唱ですから。