音程を正確に歌うためには、何が必要?

音程を正確に取れないと、美しいハーモニーにはなりませんね。音程が正しいからこそ、良い合唱は生まれます。

音程を正しくとろう

どれほど声が美しかったとしても、音程が上擦ったり、下がってしまうなどして定まらないと、良くないのです。これを改善するには、他の人の声を良く聴くことです。その訓練をしましょう。そうすると、自然と自分の声を合わせようとするようになりますね。自分本位に歌ってしまっては、音程は合いません。他のケースで言うと、リズムが複雑で難しい曲もありますね。そういう曲の時は、歌い慣れるまでは音符を追うだけでも苦労するものです。

なので、音程も正確にとれないこともあるのです。それはありがちなことなので、歌いこなしていくことが大事ですね。できるだけ早く慣れるには、ソルフェージュの力が要るのです。初見で見たその時に歌うということですね。そういう練習も大切です。

注意すべき点など

音程を正確にとるために、注意したいところというのは、“出さなければいけない音が出せているのか”というところ、そして“声を出してから、その声の高さは定まっているかどうか”と言う点、また“終始一貫して音程が一定しているか”ということなのです。曲の自身のパートに出てくる音、一つずつを丁寧に確かめることが重要です。私のいる団体でも、ゆっくりと一音一音を確認する作業をすることがあります。やはり、重要な作業なのだなと実感しています。

ただ流れとして歌うのではなく、音の一つ一つを大切にして思いを込めて歌うようにしたいものです。また、何拍も伸ばす場合もありますね。そういった時にも、音がぶれることなく保つことができるようにしましょう。この様な練習では、音程が狂っていないかということや、発声がぶれていないかという点でも気を付けるようにしたいです。曲にはメロディーというものがありますね。メロディーがあると、普通に考えても音程は下がり易いのです。

その対処法としては、歌う前に、歌いたい音のイメージをすること。そしてその考えた音は正しいかとさらに考えるのです。それから声を出す時になったら口、喉の準備も済ませます。口や喉に力が入っていてはいけません。意味もなく音程が外れることはないので、その要因を探ってみましょう。

ワンポイント

まず、それぞれのフレーズの最初の部分を、的確な音で迷いなくきちんと出すことができるようになりましょう。そして、そのフレーズの一番高い音を正しい音程で、発声も正確に出しましょう。でないと、音が外れてしまうという危険性もあるのです。この高音が合っているかどうかがカギですね。上がった後で下にさがるという動きをするフレーズがあります。その場合も注意しましょう。同じ音で始まり、同じ音で終わるというパターンですね。

この時も、最初と最後の音が合わなければいけません。下がる時には気を付けて歌いましょう。同じ音程が続く場合や、伸ばす時があります。この場合も音程が下がってしまわない様に注意しましょう。声が響く位置をキープすることであったり、目を開く、眉を上げるなどを意識しましょう。

音程を正確にして、ぶれることのない合唱を目指したいですね。