テノールで繊細で綺麗な音を届けたい

テノールは、男声の高音部を歌うパートですね。テナーとも言います。そのテノールについて考えてみたいと思います。綺麗な男声の高音を届けるには、どうすればよいのでしょうか?

テノールとは

混声四部合唱では、パートとしてはバスよりも高いですが、下から2番目に低く、ソプラノやアルトの下に位置します。透明且つ明るめの声なのがポイントです。裏声は基本使いません。テノールという名前は、ラテン語で「保つ」と言う意味があります。テナーというのは、英語です。男声四部合唱の場合は、トップとセカンドに分けられます。その場合、主にトップが主旋律を担当するのです。そう言った点では、女声のソプラノと同じですね。

テノールの難易度

混声合唱で考えてみた場合になりますが、テノールは内声(内側でバスやソプラノなどの外声に挟まれるパート。アルトも同様に内声)ということもあり、音程としては難しい方ではないかと思います。テノールは、高音なのでその高音を出すテクニックが必要になってきますね。日本ではテノールの人というのは少なく、バリトン(バスの上のパート)の人が手伝うということもあるかもしれません。しかし、バリトンの人がテノールを歌うのは難しいかと思います。

テノールの人が高い声で歌うからこそ、テノールは輝くのでしょう。

テノールで上達するには!?

テノールで高音を美しく出すポイントについて考えてみましょう。まずは、喉を開けることですね。鏡などで自分の喉仏を映しながら、「ア」の音を使って段々と高い音まで歌っていきます。そして、頭頂部を開けるイメージで、喉を開けることを意識しつつ、頭の上から声を出したり、頬など様々な部分に声を当てるということをしてみましょう。声を押しつけるというのではなく、頭の後ろからさらに後に抜かすという感覚で声を出すというのも効果があります。

先程、裏声は使わないと書きましたが、時として使用する場合もあります。裏声(ファルセット)が使えるということも重要なのです。これができないと、絞ったような何とも苦しそうな声になってしまいます。身体の力を抜いて、口やあご、または頭に響かせる声のことですね。訓練によって、音を上げて行くと、あくびをするような高い音で裏声が出せるようになります。柔らかくて温かい印象の声を意識することも、高い声を出す決め手ですね。

頭の上にある空間に響きを与える感覚で、そして音が高いか低いかに関係なく、上下にまんべんなく力を入れて歌う事を意識しましょう。腹式呼吸も大事ですね。また、針に穴を通す様に、真っ直ぐに細く声を遠くに届かせるように歌う事が望ましいですね。声は、ぼんやりとしてしまうので太くしないようにしましょう。

映画でも堪能

実在するテノール歌手をモデルにした映画があります。病によって声を失った後に、復活を遂げたという内容です。これ以上の詳細については控えますが、興味を持たれた方は、勉強の一環としてぜひご覧になって下さい。

男性で、自分の声で高い音域を開発しようという人も増えているのです。男声ならではの、遠くに届くようなクリアで明るく、綺麗な高音を響かせて、聴衆を酔わせ、魅了してほしいですね。

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