歌う時は心を一つに

合唱は団体で行うものですから、“和”は大切です。歌う中で一人だけ飛び出してはいけませんし、目指すものも一緒でなければいけませんね。

心を一つに合わせる法

普段から連絡をきちんとするとか(練習を休む場合など)、たまに一緒に食事に行ったりして仲間のことを良く知るということもいいかもしれませんね。打ち上げや新年会などに参加することも、結束を高めるのには良いと感じます。あと、練習の際に歌う曲の解釈や言葉の発音などを統一することも大事です。あと、メンバーでも演奏会やコンクールなど、重きを置いているものが違うかもしれません。それでも、そういったイベントの度に“まとまる”ということも大切ですね。

「ここはこの様な感じに歌って」と指揮者が言う事もあります。練習に参加していなければわかりませんよね。知らないで本番を迎えるということにもなるかもしれません。そういったことを回避するためにも、練習には参加することです。練習の積み重ねによって、皆の心もまとまり、声もまとまるのです。

メンバー間の温度差

団体には様々な方がいるので、それぞれの事情と言うものもあるでしょう。しかし、いつも練習に出席している人もいれば、休みがちな人、たまにしか来ない人というのがいると、メンバー全体の意識の統一もできないのではないでしょうか。練習に来ない人はその日に注意された部分などがわかりませんし、たまに来たからと言っていつも来ている人と音が揃う筈がありません。特に、一般の合唱団の場合にはその様なことはありがちだと思います。

いつも参加している人にしてみれば、『音を揃えたいのに・・・』という思いも抱くでしょう。内心モヤモヤするかもしれません。こういったことが多いと、メンバー間で気持ちのすれ違いも起こりかねませんし、合唱の大前提である、心を一つにするということは実現できないわけです。これは、私が強く感じている事です。こういった隔たりがあったりすると、良い合唱はできませんね。

社会人ですと、より忙しくなり仕事などで仕方のない部分はあるのでしょうけれど、『自分がいないと合唱にならない』くらいの意識を持って、練習に参加しましょう。あなた一人が欠けても、合唱は成り立たないのです!歌詞の意味を互いに同じ解釈で理解し、歌うことも重要ですね。そうすることで、表現にも統一性が生まれると思います。私も人から、「心が揃っていない合唱では、聴く人を感動させられない」といったことを言われたことがありました。

確かに、表現の仕方がまちまちだと、合唱がまとまるはずがありませんね。表現を統一するためにも、皆で集まって歌詞の意味解釈の統一を図ることが大切なのです。

心を合わせるように努力をして、より良い合唱を目指したいものですね。私も、練習には極力参加し、意識を高くして真剣に取り組んでいきたいと思います。自分自身も、もっともっと上手になりたいと思っていますから。